薬を使わない乗り物酔い対策

乗り物酔いの症状と発症しやすい条件

 

 

乗り物酔いの症状としては、最初は生あくびが出で、軽いめまいなどの症状から始まることが多く、徐々に冷や汗が出たり、動悸が激しくなり、頭痛や体のしびれ感と共に吐き気をもよおすといった諸症状となります。

 

 

ひどい人の場合は、実際に嘔吐が起こり、下痢も起こすことがあります。極端に嘔吐を繰り返すと脱水症状に陥る危険もあり、点滴が必要になったケースもあるのです。

 

 

大型バスを使用した乗り物酔いの実験があったそうで、そこからも高い頻度で乗り物酔いを起こしやすくなる条件が5つ示されています。

 

 

それは、睡眠不足、空腹、急ブレーキと急発進、車中での読書、乗り物酔いに対する不安、という5つで、これらが全て揃ってしまうと、普段は酔わない人でも乗り物酔いの症状が出てしまうことがあるそうです。

 

 

実際の実験でも約90%の人が乗り物酔いを誘発したのです。ということは、乗り物酔いをしやすい人なら、ほぼ全員が酔ってしまうということで、乗り物酔いに対する不安は徐々に解消していく他はありませんが、他の4項目は危険要素ということで特に注意する事が必要です。

 

 

ちなみに最近では乗り物酔いと同じ症状が、家でのテレビゲームのやり過ぎからでも起こるようで、これは、身体が振動しなくても、視覚的な振動刺激によって、視覚と三半規管感覚の不一致を引き起こすためです。