薬を使わない乗り物酔い対策

平衡感覚を鍛える体操

 

 

乗り物酔いは目が回っている状態と似ていますが、そういえばフィギュアスケートの選手などは競技をしている最中にものすごい回転を何回もしているのに、目が回っている様子もなく、続けて競技を行っています。

 

 

これはコツもあるそうですが、やはり普段からかなりの練習量をこなしているので、慣れているというのが大きな要素となっているようです。いかにも乗り物酔いの防止にも効果がありそうなのですが、誰もが手軽にできることではありません。

 

 

そこで、一般家庭でもできるトレーニング方法として紹介するのが「四股」です。四股はお相撲さんが取り組前におこなっている「シコ」のことで、元力士のトレーナーの人がこの方法を考案したようで、専門医からも推奨されています。

 

 

ご存知のように四股は片方ずつ足を高く上げるので、平衡感覚を養うのには最適で、特に広い場所を必要としませんので、自宅や屋外でもできます。道具も不要ですし、方法を覚えてしまえば、誰でも手軽にできるのがメリットです。

 

 

乗り物酔い防止はもちろんですが、今流行りのインナーマッスル(体の内側の筋肉)も鍛えられるので、体の柔軟性も高まることが期待できます。

 

 

ここでのポイントは、インナーマッスルを使うような意識を持って足を上げることで、そんなに無理に足を高く上げる必要はありません。初めのうちは体の軸がぶれないようにしてバランスが保てる高さで十分で、慣れてきたら徐々に足の高も上げていけばいいでしょう。これは1日10回程度でも十分な効果が出るとされており、簡単ですから一度試してみる価値がありそうです。