薬を使わない乗り物酔い対策

指圧による乗り物酔い対策

 

 

乗り物酔いに効く指圧があります。乗り物酔いは、乗り物の独特な振動や加速などによって内耳の前庭や三半規管が刺激を受けることで平衡感覚のバランスが崩れて起きます。

 

酔い始めると、胸がムカムカして気分も悪くなり、生唾が湧いて吐き気がするなど実に辛くて不快なものです。

 

こんな症状には「内関」というツボを指圧するのがいいそうです。内関(ないかん)というツボは、手のひらを上に向けて、手首の付け根から約2~3cm腕側の中央のややへこんだ場所のことです。

 

もしも乗り物酔いが始まったと感じたら、この内関を親指で押したり揉んだりする刺激法を行ってください。左右交互に行ってもよく、これで次第に気分も落ち着いてきて、辛い吐き気も軽減するはずです。

 

こうして、乗り物に乗っている間は内関を押し揉み続けることで、乗り物酔いを乗り切ることもできますが、少々労力的にも大変です。

 

そこで、乗り物に乗る前の対策ですが、まず出発する20分程度前に先に内関を充分押し揉みしておき、次に内閣に小さな球状のものを押し当てて、テープなどで固定しておくのです。これで内関を継続して刺激する事ができて、乗り物に乗ってからが大変楽になります。

 

この指圧の原理を使ったバンド状の製品もネット通販で販売されており、効果のあるアイデア商品として人気があるようです。

 

特に子供の乗り物酔いは多いのですが、ちゃんと子供用も用意されています。指圧以外に、湿布薬をおへそに貼って予防する方法を実践している人もいます。これは出発する約30分前に貼るというもので、指圧と併用すれば効果も一層期待できそうです。